私の夫―榊原 輝重は、現在、税理士として開業しています。
おかげさまで、
朝のお味噌汁の作成、ゴミの分別からゴミ出しまで、洗濯、洗濯干し、洗濯たたみ、食器洗い、掃除など、あらゆる家事ができる
頼もしい男です。
また、
子どもたちの保育園の準備、着替え、寝かしつけ、ごはんなど、子どもの世話も、なんでもできます。
日本一のファザーリング(fathering)税理士だと、自信を持って私は言えます。
しかし、結婚当初は、
私が家事をほとんどしていました。
当時、私は
ANAの客室乗務員として、フライトの日々。
不規則な勤務の中で、なんとか時間をやりくりして家事をしていました。
毎日残業の私に対し、
ほぼ定時に終了する会計事務所勤務。
「なんで私ばっかりが家事をしなくちゃいけないの?」
と不満の日々でした。
ある日、その不満が爆発。
「私はこんなに忙しいのに、どうして気付いてくれないの?」
「食器洗いくらい、責任をもってしてくれればいいのに。」
「手伝っているって言うけど、手伝うだけじゃなくて、主体的にやってよ!」
「なんで言われないと、できないのよ!」
と、夫に不満をぶちまけてしまいました。
彼は、
「オレだって、頑張ってるのに・・・」
あ~愛される妻 失格です。
でもあるとき、
「かわいく頼る」という発想に気付いたんです。
夫に上手にお願いすればいいんじゃないかと。
男は、とても責任感の強い生き物だそうです。
素直に頼られると、うれしくなってがんばってくれるらしい・・・
例えば、ゴミ出しをして欲しいと思ったら、
「もう~私も忙しいんだから、ゴミ出しくらい、手伝ってくれればいいのに!」
と、感情的に批判して、怒るのではなく、
「忙しいところ悪いけど、ゴミ出しをお願いしてもいいかな?」
と、言ってみます。
すると、不思議なことに「了解!」と気持ちよく了承してくれるのです。
そこで、すかさず
「ありがとう!助かるわ~」と言います。
朝、女性は男性より、準備に時間がかかります。
朝食の準備や、子どもも準備で、夫にお願いしたいことがたくさんあります。
そんなときも、
「も~私は忙しいんだから、新聞、読んでないで、子どもに着替えさせてよ!」より、
「忙しいところごめんね~。私、もう少し準備に時間がかかりそうだから、子どものお着替えお願いしてのいいかな?」
と言ってみます。
彼がやってくれたら、すかさず
「ありがとう!おかげで間に合うわ~」と言います。
その地道な積み重ねにより、彼はどんどん
家事のプロフェッショナルになっていきました。

夫は、家事や子育てを手伝う気がなかったのではなく、
具体的なやり方がわからなかっただけでした。
結婚して、9年。
二人の子どもにも恵まれ、夫は無事、税理士として独立しましたが、
何より9年の月日でもっとも奏効したのは、
彼の家庭力のアップでした。
私が実践したこれらの声かけは、
「思いやりの心を伝える」まさに
マナーなのです。
相手の
気持ちがプラスになるようなことば遣いを
「魔法のことばづかい」と呼んでいます。
「魔法のことばづかい」のルールは3つ
1. *クッションことばをつける
2. 命令形ではなく、疑問形で伝える
3. 表情・声のトーンにも気をつけて、さわやかに!
*クッションことばとは、何か相手にお願いするとき、内容を言う前に、「お手数ですが」「失礼ですが」「申し分けございませんが」などのことばを使って
表現をやわらげることばづかいのことです。
そのほかに「魔法のことばづかい」を使った例としては、
*切れた電球交換をお願いするとき
「お疲れだとは思うけど、電球が切れちゃって…交換してもらえる?」
*洗濯物をたたんでほしいとき
「テレビを見てるところ悪いけど、洗濯物をたたみながら、テレビ見てもらってもいいかな?」
などなど。

慣れていない家事などで、少し、うまくいかなかったとしても、
やってくれたことに感謝しましょう。
うまくいったところに焦点を当てて、フィードバックすると良いでしょう。
「電球を変えるのは、さすが早い!頼りになるわ!」
「洗濯物をキレイにたたんでくれてありがとう!」
しばらくすると、
自らやってくれるようになりますよ。
一見、家事を夫にお願いすることは、彼にとって負担だし、嫌がるのではないかと思う方もいるかもしれませんが、
「妻に頼られるとうれしい」
「妻の役に立ててうれしい」
男性も、なかなか多いものですよ。
「魔法のことばづかい」で、無用なケンカはなくなります。
家事負担が軽くなり、
妻は笑顔になります。
いつも
笑顔で夫に感謝する妻に、夫は癒されるものです。
今日学んだこと
「かわいく頼って、もっと愛される妻に」