あまりにも有名になってしまった、カナダの赤毛の少女。
私と彼女の出会いは、多分私が・・・小学生の頃だったと思います。
母の従姉妹の結婚が決まって、お祝いにそちらの家に伺って。
西荻でした、その家があったのは。
鮮明に覚えていますのは、和風の家の中の洋間。
サンルームのような、半円形の洋間で。
母の従姉妹に当たる方が、あれこれ整理をなさっていて。
その時に、私に「赤毛のアン」3冊。
文庫本でした、村岡花子さんの翻訳の。
正直、全訳の小説は初めて手にしたのではないかと、そんな記憶が。
頂いた本の、裏表紙には・・・その方のお名前が、書き記されてありました。
この本は、その後・・・・半世紀近くを経て、まだ私の本棚に納まっております。
そんな記憶のある、この小説。
偶々ですが・・・他の、「若草物語」とか「三銃士」は。
子供向けの全集(抄訳ですね)で読んでいたのですが、これだけは未読でしたので。
「赤毛のアン」だけは、抄訳のものは読まずにすんだのでした。
「若草物語」などに比べますと、宗教色が薄いので。
そういった意味でも、あまり苛々せずに済みましたし。
同じキリスト教世界の派閥を、皮肉ったような描写も・・・面白く。
勿論、最初に読んだ時は、そんなことは気づきもせずに。
アンの、数奇な・・とは言え、とてものどかな世界を楽しんだものでした。
こちらも、後年・・原書を読みましたが。
つぎはぎ細工=パッチワーク
お粥=ポリッジ
など、当時の日本人に解りやすいような翻訳の妙に、笑いながらも感動いたしました。