【恋愛小説】天使とチョコレートケーキ⑥

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完全公開 【恋愛小説】天使とチョコレートケーキ⑥


少し前の話なのですが、久しぶりに、夢に、カナちゃんが出てきました。

でも、義人さんは居なくて、別の男性が一緒に居ました。

一緒に居るのは男性だけではなくて、女性も居ました。

カナちゃんとその人達は、それ程親交が深い感じではありませんでしたが、
楽しそうにしていました。

それで・・・、

 一緒に居た男性 → 永瀬さん

 別の女性も一緒 → 永瀬さんは既婚者

 親交は深くない → 最近知った人という事で、結婚後の知り合い?

 結婚後の知り合い → 義人さんのお友達

と、いう感じです^^;

以前のお話は、こちらをどうぞ。 → 「天使が舞い降りた日



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花瓶をチェストの上に置き、テーブルに戻ってくると、能天気な馬鹿が、
未だ嬉しそうにケーキを食べていた。

「お前は、本当にお目出度いヤツだよな。」

「何とでも言え。
俺は今、カナちゃんからバレンタインチョコを貰って、最高に幸せなんだ。」

コイツには、カナが抱いていた様な繊細な感情は、全くもって無縁なのだろう。

どうやら、彼女が見せていた微妙な雰囲気を、少しも感知していない様だ。

「勝手に言ってろ。」

まともに相手するのも、馬鹿らしい。

「おう、勝手に言ってるから、気にするな。
このチョコケーキはだ、お前に作ったって事は、本命チョコだ。
だとすると、俺は、カナちゃんからの、本命チョコを食べてるって事だよな?」

「・・・随分と、自分に都合が良い解釈だな。」

「気にするなって言ってるだろうが。」

―――じゃあ、聞くなよ・・・。

呆れて言葉を返さずにいると、それに気を留める事も無く、話が続いた。

「カナちゃんがこれを作っている時は、お前が食べるという事しか想定していないだろ?
だから、カナちゃんの気持ちが、このケーキにはたっぷりと込められている訳だ。
俺、今日来て良かったな~~~。」

・・・プラス思考の極地だな。

そんなにカナを気に入ってるんなら、彼女の繊細さを、少しは見習え。

「お前の事なんて微塵も考えて居ないんだから、お前が食べた場合は、
義理チョコになるんじゃないのか?」

「それは違うぞ! 俺は、作っている時の、カナちゃんの気持ちを優先する。」

フォークの先を俺の方に向け、何やら良い事を言ったかの様に、
随分と満足げな顔をしている。

暫く、放っておくか・・・。

無視を決め込み、自分のケーキに手を伸ばして食べようとしたのだが、
この男には俺の態度はどうでも良い様で、益々機嫌良く言葉を継いでいく。

「俺、ホワイトデーに、どんなお返ししようかな~。
花は今日持ってきたから、次は違うのが良いよな?」

気にするなと言われているので、何も言わずに、ケーキを口に運ぶ。

「っと、だけど、来月はカナちゃんの誕生日もある事だし、
もっと良いのを渡した方が良いな。 それとも、別々に用意するか。」

―――ちょっと待て。

「何でお前が、カナの誕生日を知ってるんだよ。」

「ネットで調べた。」

さも当然と言わんばかりに、さらりと言い放つ。

「お前にカナちゃんの事聞いてからテンション上がってさ~、ネットで色々見てたんだよ。
そしたら、知れば知るほど良い子だな~って思って、俺は更にファンになったな。
ちなみに、ピンクの花が好きってのも、ネット情報だ。」

・・・それで、この気色の悪い盛り上がり様なんだな。

「いや~、でも、実際会ってみると、もっと良い感じだな。 
控えめな雰囲気でさ、多分、大和撫子って、カナちゃんみたいな子を言うんだぞ、絶対。」

多分なのか、絶対なのか、はっきりさせろ。

控えめに感じるのは、お前が気色悪い態度をしているからだと言いたくなったが、
後でカナに怒られそうなので、やめておく事にした。

「ほんっと、お前、良くやったよ。 この、エロリコンめ。」

訳の解らない単語が、耳に入る。

「勝手に言葉を作るな。 何で、・・・・・・ロリコンなんだよ。」

「お前、良く考えろ。 カナちゃんが可愛い小学一年生の時、お前は中2だ。
どう考えても、ロリコンだろ? そして、男なんだから、エロいのは当たり前だ。」

この馬鹿に、良く考えろと言われる事になるとは、全く思いも寄らなかった。

「7歳差くらい、別に普通だろうが。 ・・・それに、お前だって、そうなるんじゃないのか?」

「お前、馬鹿だな~。 俺は、単なるファンだ。 実際に手を出した、お前とは違うぞ。」

馬鹿に、馬鹿と言われたらしい。

「・・・お前が、そんなにアニメオタクだとは知らなかったよ。」

この男にカナの事を伝えたのは、入籍した2日後だ。

CDの件があるから、どういう相手か伝わり易いだろうとは思ったが、
予想以上の反応を見せ、それ以来、早く会わせろと、頻繁にメールが来る様になった。

カナがもう少し今の生活に慣れてからと思っていたのだが、余りにもしつこかったので、
来れば良いと今日の昼間にメールをすると、直ぐに返事があり、そうして今に至った。

「俺は別に、そういう・・・、」

話の途中で、何かを思いついた様な表情を見せ、そして、それは直ぐに、
満面の笑みに変わった。

「そうかそうか、お前、カナちゃんの事、な~~んにも知らないんだな。」

――――何も・・・?

「お前、何だよ、その、・・・何もって。」

プライベートの事については、義父の事について彼女と色々と話をした後、
幼い頃の事、学生時代の頃の事など、色々と聞かせて貰った。

仕事の事については・・・、ファンからストーカー行為を受けたり、色々とあった様だから、
彼女が話してくれる事以外、深く追求して尋ねたりはしていない。

でも、だからと言って、全く興味が無い訳では無く、当たり障りの無い程度には、
仕事の話は聞いている。

「お前、自分の奥さんの事、良く知らないっていうのは、どうかと思うぞ。
大体お前は、何事に置いても、無関心過ぎるんだ。 
もっと、色々と関心を持った方が良いぞ?」

偉そうな説教口調に加え、随分と得意げな顔で、話を続けていく。

しかしながら、それは何と無くしか耳には入って来ず、しかも入ってきた物でさえ、
直ぐに消えていってしまう。

別に、彼女が俺に隠し事をしているのか等、邪推している訳では無い。

そもそも、コイツが知り得る情報なんて、どうせ大した事では無いだろう。

でも、『何も知らない』と言われる程なのだから、彼女に深く関わってくる事柄の筈だ。

コイツは何事に置いても大げさな男だから、彼女にしてみれば、
あえて言う程の事では無いのかもしれないが、
もしも、俺に言い難い事があり、それで黙っているのだとしたら―――。



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tukikoさん、こんばんは。 tukikoさんの所にお届けできれば良いんですけど。 疲れた時には、甘いものが一番ですよね^^

by. しゅうこ

パクパクと…ケーキが美味しそう。
食べたーい

by. tukiko

一世さん ご覧頂いてありがとうございます m(_ _)m

by. しゅうこ

べにこさん、こんばんは。 義人さんも、長年のお友達の前では、童心に返るのでしょうか(笑) 相変わらず、心配性ですが。 考え無しで話す所も、「あの人」と永瀬さん、似ているみたいです^^

by. しゅうこ


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ほんと~永瀬さん・・・憎めないわ。可愛い^^ でもって、義人さん子供のケンカのような会話も・・・ ヤキモチで可愛い~ もー不安をあおってしまったのか・・・ はたまた・・・気になるよ~

by. べにこ

くるちゃん、こんばんは。 個人的な知り合いにも、こういう感じの人がいるのですが、何と無く、憎めないというか・・・(笑) 続きは・・・暫くお待ち下さい^^;

by. しゅうこ

あはは。 永瀬さんの超ポジティブ思考、参ります。。。 (^O^) 続きもきになりますね~~。

by. くるちゃん