京都には、地蔵盆という夏の行事があります。
旧盆が終わった後に子供たちを守るお地蔵さんをお祀りする風習です。

町内には必ずお地蔵さんが祀ってあり、
当番制の世話役の方が毎日掃除をし、花をあげ、
水を換えて、町内の子供たちの息災を日々祈っています。
そのお地蔵さんを祠から外に出してお祭りします。
町内の自治会の役員さんたちがテントを張り祭壇をつくり
飾り付けをしてお坊さんもきて、2日間びっしり行事があります。
子供たちはおやつをもらい、そこで遊ぶのです。
夜はその場が大人たちの社交場に変わります。
毎年、8月の22日、23日もしくは23日、24日に行われます。
というか、・・・・・・行われていました、・・・・・と
過去形が正しいのかもしれません。
まず、市内の真ん中は少子化の影響で、子供よりもお年寄りが増えています。
そのため、地蔵盆は1日だけのところも増えています。
それに輪をかけるように、京都市の教育委員会は
2006年度から二学期制を取り入れました。
つまり大学の春学期、秋学期のようなカリキュラムで秋休みが
ちょっとあり、その代わり夏休み、冬休みが短くなっているのです。
今年はインフルエンザが流行ったこともあって、
なおさら始業が早いのです。
子供のころは地蔵盆が楽しみでした。
1日2回町内にカラン!カラン!と鉦がなるとおやつがもらえます。
お地蔵さんの祭壇の前では畳が敷かれて子供同士でトランプしたり・・・。
そしてその楽しい地蔵盆が終わったら
夏休みの宿題に取り掛かるのが毎年のパターンでした。
新撰組で有名な壬生寺では、お地蔵さんのない新興地域に
お地蔵さんを 貸し出すことをしていますが、
最近はめっきりその数も減っているようです。
夏の風物詩は、いつまでも残して欲しいですね。