【恋愛小説】天使が居る里①

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しゅうこ

完全公開 【恋愛小説】天使が居る里①


以前書いたノート、「夢と天使と・・・+α 」にも書きましたが、
この小説は、angel☆さんの過去と、とてもリンクしている様でした。

過去ノートで、キーワードが、「鍵と男の人」だって書きましたが、
本当は、もう1つありました。

でも、それは、詳しく伺ってない時点でも、かなりangelさんの事に近く思えたので、
ストーリーから省きました。

実は、伏線まで張ってた事で、その後の話も少し変えたりしたのですが・・・。

伏線の部分は、明確なのは一行だけだった事もあって、angelさんから色々聞いて、
お話の内容を変えようって思った時点で、その部分は削除しました。

先日、angelさんに、この事をお話したら、見てみたいって仰って頂いたので、
書いてみる事にしました。

・・・キーワードは、鍵と、男の人と、それから、写真、でした。

稚拙な文でお恥ずかしいのですが・・・、懲りずにまた書いてしまいました。

お暇な時にでも、ご覧頂ければ嬉しいです。

前回のお話は、こちら。 → 「天使とチョコレートケーキ・etc・・・
それまでのお話は、こちらをどうぞ。 → 「天使が舞い降りた日


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外で、車の止まる音がする。

───また、騒がしくなるな・・・。

出来れば、毎日二人で穏やかに過ごしたいものなんだが。

仕方無く玄関に向かうと、立て続けに2回インターフォンの音が鳴った。

こんな鳴らし方をするのは、知り合いの中ではアイツくらいしか居ない。

「もう少し静かにしろ。」

「何だよ、いきなり。 まだ何も喋ってないだろ~。」

扉を開けると同時に、何やら不服そうな声を漏らしながら、無遠慮な男が入ってきた。

「お前の存在自体が騒がしい。」

「はいはい。 カナちゃん、元気か?」

毎度の事ながら、俺の話を全く耳に入れようとしない。

「いつも、花ばっかりだな。」

鬱陶しい男の右手には、持ち主に似ず綺麗にラッピングされた、
小さなフラワーアレンジメントの入ったカゴがぶら下っている。

「だってさ~、カナちゃんケーキとか作るの上手だし、スイーツ系はいらないだろ?
そしたら、やっぱ花かな~って。 
別にお前にやる訳じゃ無いんだから、上から文句言うなよ。
カナちゃんは、絶対喜んでくれるんだし。」

『上から』というのは、俺の方が、5cmだけ背が高い事を指している。

初めて会った時からずっと俺の方が背が高く、とうとう俺を抜けなかったのが、
どうやら随分と悔しいらしい。

決して永瀬は背が低くは無いのだが、それでも俺の方が高いという事が、
余計に気に障っている様だ。

「下から喚くな。」

「嫌味な男だな~、お前。 とっととカナちゃんに嫌われてしまえ・・・っと。
カナちゃん、久しぶり~。 やっぱり、それ、似合う! 似合うね~、うんうん。」

途中から声色がガラリと変わり、顔つきが一気にだらしなくなる。

「お久しぶりです。 これ・・・、ありがとうございました。
気に入ってて、毎日つけてるんです。」

「そんな可愛い事言ってくれるの、カナちゃんだけだよ、ほんと。
んでもって、それがそこまで似合うのも、カナちゃんだけ!」

恥ずかしそうに微笑む彼女が身に着けているのは、先日、
永瀬から誕生日プレゼントに贈られた、白いエプロンだった。

何と言うか・・・、良くこんなの見つけてこれたな、と言いたくなる様な、
(実際、その物を初めて目にした時は、つい口を突いて出たが。)
純白で、レースやフレアが沢山付いた、いかにもと言った感じの物だ。

先程まで夕食の支度をしていた為、長い髪の毛は、後ろで束ねられている。

「あ~~、もう、若奥様って感じで、可愛いね~。 そうそう、これ、カナちゃんに。」

『カナちゃんに』という言葉を強調して発しながら、花カゴを差し出した。

「いつも素敵なの、ありがとうございます。 気を使って頂いてすみません。」

本当に嬉しそうな笑みを湛えながら、花を受け取った。

それを見て、永瀬は満足そうに頷いている。

「あ・・・、ごめんなさい、見とれちゃった。 コーヒーで良いですか?」

「なぁんでも良いよ~、カナちゃんが出してくれるんなら。」

明らかに、オーバーな声色を出している。

・・・そういう類のを、カナは嫌がってるんだが。

「義人さんも?」

今回のは然程感じる事も無かった様で、いつもと同じ様に、穏やかに笑っている。

「ん・・・、そうだな。 ついでに、アレも持ってきてくれるか?」

「あ、うん。 直ぐ持ってくるね。」

「急がなくて良いからな。 ついでで良いんだから。」

振り返り、笑いながら頷いたものの、普段より早足でキッチンに向かった。

「アレって何だよ。」

「メールに書いただろうが。 お前に見せたい写真があるって。」

「結婚式の写真じゃないのか?」

テーブルの椅子を引きながら、不思議そうな表情をする。

「でも、それなら、カナちゃん、あんなに急ぐ事も無いよな?」

行き当たりばったりの行動をしている割には、コイツは意外と勘が良い。

普段は馬鹿な事を言ってばかり居るが、頭の回転は何故か早い様で、
だからこそ、長年付き合いきれているのだと思う。

式の写真は大半が永瀬が撮影した物だし、他の物も、
それと大して変わりは無い内容が写っている。

それは、出席した本人も、良く解っている事だ。

「カナのお父さんから、こないだ、誕生日プレゼントと一緒に送られてきたんだよ。」

「写真がか?」

更に、不思議そうな色を強める。

「それを、こんなに改まって、俺が見るのか?」

永瀬が不思議がるのも、無理は無い。

どう考えても、自分自身に、関係が在るとは思えないのだろう。

話のネタ程度に見せるのでは無く、これが本題なのだから、余計にそう感じる筈だ。

でも、俺の記憶に間違いが無ければ、あの写真は───。


いつかいつか…と読む時期がのびてました。 これから読んでいきます(^-^)

by. ぴゅあみんと

返信数(1)

開く

ミリオンベルさん、こんにちは。 展開は・・・流れに任せます^^; 今年も色々とありがとうございました^^

by. しゅうこ

こんにちは~♪ どういう展開になっていくのか楽しみだな~ (〃'∇'〃)

by. ミリオンベル

angelさん、こんばんは。 どんな写真かは・・・、次々回で^^ 明日かあさってには、2話目も公開できると思います。 完結までには、年をまたいでしまうと思うんですけど^^; ・・・写真の事、あまり触れちゃいけないかなって、思ったんです。 大体の結末は決まってますけど、細かい所はこれからです。 期待はずれになってしまったら、申し訳ないです^^;

by. しゅうこ

くるちゃん、こんばんは。 くるちゃん、実は、「かなちゃん」だったんですね~。 リンクしてる事が増えて、またまたビックリです。 ひっぱって、期待させ損になってしまったらすみません^^;

by. しゅうこ


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待ってました^^
キーワードは、写真でしたか、もしかして、一枚の写真かな・・・
しゅうこさんの小説は、父・母・私のことがミックスされているようです。
カナちゃんの年齢の頃に、赤坂のスタジオに、出入りしていたのは、私
結婚前に、音楽関係のお仕事をしていたのは、父
温泉宿の娘が、母
なんだか、凄いくらい不思議です。
無理せずに、空いた時間が有りましたら、遠慮なさらず、思った通りに書いて下さい。
楽しみにしています。

by. angel☆

先が気になります。

実は、実は、わたしは以前の職場で「かなちゃん」と呼ばれていたので、このシリーズの小説、とっても親しみを感じてます。
(^O^)

by. くるちゃん