性格の作られ方

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完全公開 性格の作られ方

以前、「トラウマの作られ方、見つけ方。」というノートで、
「エリクソンの心理社会的発達段階」について書きました。
http://note.b-do.com/note/tag_articles?tag%5Bid%5D=3207

それに関連する内容で、「性格の作られ方」について、記事にしてみたいと思います。
前回は、人の心の発達について記事にしました。
でも今回は、人の心の成り立ち自体を、ご説明してみたいと思います。

  そもそも、性格とはどういった物を指すのでしょう。

定義としては、
「比較的一貫した、その人の行動傾向」 と、されています。
ある程度変わらない、<その人らしさ>を、性格として指す様です。

ですが、前回「発達段階」の記事の中でご説明した通り、
私達の生きている環境は、次々に変化します。

人生は、変わらない性格と変わる環境に挟まれながら、変化をします。
私達はその中で、常にバランスを保たねばなりません。
そうでないと、心のバランスを崩し、病気になってしまいます。
ですから、性格を修正したり、環境を整えたりするのは、とても自然な事なのです。

この様に、性格は変わらないと思っていても、全く変わっていない訳ではないのです。
変化する環境に適応する為、無意識の内に、環境と性格の微調整を行っています。

一貫したその人の「変わらない部分」もあり、
環境に応じて少しずつ変化を遂げている物。
それが、一般的な性格と呼ばれている物の正体です。


さて、性格には
「本来備わっていた部分と、その後の環境によって変わった部分がある」
という事なのですが、どうやって、それらは作られていくのでしょう。

一般的に性格と思われている物の種類は、大きく4つに分けられます。
そして、それらは、丁度地球の構造の様になっています。

地球の構造 1:内核、2:外核、3:下部マントル、4:上部マントル、5:地殻、6:地表

性格は、以下の4つに分けられます。

①気質
 地球に例えると、内核の部分にあたります。
 性格の中の「生まれつきの部分」です。
 親しい関係になればなるほど、この部分が見える様になってきます。
 普段は覆い隠されている為に、なかなか見えません。

②狭義の性格
 地球に例えると、外核の部分にあたります。
 気質の上に、出来上がっています。
 家族や友人など、近くの人にだけ見せている部分です。
 
③社会的性格
 地球に例えると、マントルの部分にあたります。
 気質を隠した狭義の性格を、更に覆い隠すように作られています。
 社会で、自分がどうみられるかを意識して作られた部分です。
 学校や会社などの広範囲を対象とした、表面的な性格です。
 社会的性格が現れている時には、
 気質や性格は、殆ど表面に現れることはありません。

④役割的性格
 地球に例えると、地殻の部分にあたります。
 人生において、自分の役割を意識して作られた部分です。
 私達は、人生で色々な役割をこなします。
 同じ人でも、子供に見せる顔と部下に見せる顔は違います。
 そういった部分を指した、性格の事です。
 この性格は、役割が変われば、それに応じて変化します。
 最も変化を必要とされている部分の性格です。

以上4つの性格によって、一般的に性格と呼ばれる物はなりたっています。
解りやすいと思い、地球の構造を例にあげましたので、
地表に当たる部分は、ありませんでした(笑)
あえて申し上げるなら「雰囲気」といった所だと思います。


例えば、家ではとても穏やかな優しい子だったとします。
でも、学校では反抗的な子だったりする事もあると思います。
この場合、「反抗的な一面」は社会的役割に当てはまるという事です。

自らへのイメージによって作り上げられた社会的性格が、「反抗的な自分」で、
親しい人がいる場所でだけ、狭義の性格や気質といった部分である、
「優しい自分」をさらけだせるのだと、考える事ができます。

あくまで一例ですので、家庭環境が複雑になっている場合は、
当てはまらない事もあるかと思います。


この様に、相手や場所によって、性格が変わるのが当然なのです。
したがって、誰に対しても同じ対応ができない事を、責める必要はありません。
環境が変われば、自分に対して求められる内容が変わります。
同じ対応ができなくて、当たり前なのです。

例えば、マザーテレサは、誰にも優しい人の代表的存在です。
もちろんご本人の強靭な精神力には、尊敬の念がたえません。
でも、あの方は、誰からも同じ内容を求められていたのだと、考える事もできます。

私達は、マザーテレサと同じ環境で生きてはいません。
愛の為だけに生きるのではなく、時にはお金の事も考えるでしょう。
理想を追い求める事は素晴らしい事ですが、時には全ての人に同じ行動ができなくても、それはそれで当然な事なのです。


確かに、誰に対しても愛を持って接する事ができれば、
どんなに素晴らしい事かと思います。
ですが、私達には「役割」があります。
母であり、子であり、上司であり、部下である事になります。

時には非情にならざるを得ない場合もあるでしょう。
でも、それは、ただ単に「役割」なのです。
会社で非情な人だと思われていても、
家に帰れば、とても家族を大切にする人かもしれません。

ですから、役割を性格の全てだと思わないで下さい。
愛が在るからこそ、非情になる事だってあると思います。
その時は、解ってもらえないかもしれません。
でも、その場所での自分を、自分の全てだと思わないで下さい。
その場の環境が、あなたにそうである事を求めているだけなのです。

全ての人に対して、同じ様に思えなくても、
例えば、優しくしたいと、穏やかに接したいと思う事ができるなら、
あなたは、そういう心の人なのです。


自らの心に対して、自らの手で制限をかけないでください。
あなたの心の奥の方にある心を、開いてもいいと思ったら、
あなたの純粋な部分を見せてもいいと思える相手に出会ったなら、
あなたの本当の心を、見せてください。

それでいいのです。
あなたの心の核は、それによって守られます。
そうやって守られるように、心はできているのです。
無理やり表に出す必要はありません。
あなたの心の奥深くにあるのが、本当の、「あなた」なのですから。

 

こももちゃん 幾つか付箋を頂いて、ありがとうございましたm(_ _)m

by. しゅうこ

suzuranさん、こんにちは。
出来る限り色々な人に対して優しく出来る事は、とても素晴らしい事だと思います。
どうしても相容れない人が居るのは、ある程度は仕方の無いと子だと思います。
昔のノートまでご覧頂いてありがとうございます。
メンタルヘルスのタグで纏めた心についての記事は他にも色々と書いておりますので、お暇な時にでもご覧下さい^^

by. しゅうこ

環境と共に性格も変わると言うのは、自分に当てはめてもそうです。八方美人を気にしている友達がいますが、良い意味の八方美人な女性ですし、私もそういう気があります。でも・・それは誰に対してでもないですし、色々な自分の性格があり、どんな自分も自分である事に変わりません。
小さい頃から、友達は常に回りにいましたし、自分では、「良い性格だわ」と考えています。
改めて、性格の作られ方を見て・・ホッとした私が居ます。
ノートは本当に勉強になります。

by. suzuran

nico001さん、こんにちは。 ストレスを軽減しようと、心は常に働きかけてくれています。 一貫性の無い事は、結果負担が少なくなっているはずなのに、勝手に自分でそれが悪い事だと思って、負担を増やしてしまうんですよね。 あまり深く考える必要は無いのだと思います^^

by. しゅうこ


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ちょうど最近このような事を考えてました。
会う友達によって態度やキャラが変わって一貫していない自分。相手に合わせて疲れることもあり、嫌だな・・と思ったり。
でも性格じゃなくて役割がその都度ちがうだけ、というのがわかってすごくラクになりました。
今日も何だかまたホッとしちゃった☆

by. nico001

よっちゃん、こんばんは。
性格形成に、環境は大いに関係があると思います。
先天的な物と、後天的な物と、2種類に分ける事ができますが、後天的な要素はとても重要だと思います。
そして、それは、自らの「可能性」を肯定する為の重要な要素だとも思います。
原因も結果も全てを本当の意味で受け入れた時に、「気付き」を迎える事ができる様に思います。
その時がくると良いですね^^

by. しゅうこ

なるほど。人間って凄いね。確かに環境は関係あるのかな?私は2回自分の性格と言うか短所を長所に変えた事があります。自分を抑えながら変わるように努力しました。自分の悪い所に気づき誰かに見返してやりたい!と思っていたのかも知れません。それが良かったのか悪かったのか・・・母も今度こそ自分の環境を変えて何か気づいてくれれば良いと思います

by. ★よっちゃん

自分と環境の間で、人は性格を変えていきます。
どこでも同じ態度を取るという事は、それだけ心に軋轢が生じるという事でもあります。
自分を環境に適応させる変化は、自らに負担がかかる物ですが、それは今後その環境で楽に過ごす為に、心が望んだ必要な変化です。
元々備わっている心の機能ですので、上手く使いこなせた方が、人生が楽しくなると思います^^

by. しゅうこ

いつ、どこで、誰に対しても、常に同じ態度を取れる人がうらやましく感じたこともありました。
わたしは相手や場所によって変わってしまうから。
こんな自分が嫌だったけど、役割的性格から来ていたんですね。
性格で悩む必要はないのかな♪

by. 夏芽

中心に近い狭義の性格の対象は、家族などの近しい人ですから、対象が様変わりする結婚は、性格も大きく変わります。
ゆりこさんは軋轢を産む事無く、良い方向で性格のバランスを取られているご様子で感服致しました。
変わらない部分は、変わらない事が当然の、気質の部分なのだと思いますよ。
物事には一長一短があって、当然です。
ゆりこさんが変えたいと思っておられる所も、良い面が沢山あると思います。
変える事よりも、良い点に目を向け、その部分があるから出来る事を探されると良いと思います^^

by. しゅうこ

もちろん、気質や狭義の性格は、殆ど変わらない物です。 気質はそれこそ変わらない物ですし、狭義の性格は、結婚をして家族が様変わりする時くらいしか変わる機会がありません。 結婚を期に、性格が変わる人が多いのも、これが理由だと思います。 上辺だけかわっても仕方が無いのではなく、上辺が変わるのが、人間の当然の姿なんですよね^^ 変わった環境と自分の心のバランスが取れていないと、心が病気になってしまいます。 自分が知っている自分と、子供に見せる自分や夫に見せる自分、それに近所の人に見せる自分、全て違うのが、当たり前なんです。 変わらずにいて病気になるなら、変わって元気になる方が、毎日が楽しいのだと思います^^

by. しゅうこ

はい、根本的に人はかわらない。と思って居ました。上辺だけ変っても・・・
違うんだ、変るのは当然。そーかも?自分も少しずつ変っているんだもん*

by. kokoro

今晩は。性格のことを詳しく書かれてますね。生まれついてもった性格では随分悩んだこともありました。変えたいと思ってもなかなか変わらない頑固な私がいたようです 年もとり随分温厚な性格になったなあとも思います。環境もあるんでしょうね。結婚してから主人のお陰でひょうきんになった面もありここ何年間で変わったかなーと思います。自分をもっと向上させるように暮らしたいです。

by. ゆりこ

多分、色々な役割が与えられている環境では、とても見え辛い物なのだと思います。 気質の上に覆いかぶさる物が無い時期、つまり、とても幼い時期が、気質その物に触れる事のできる、唯一の時期です。 気質は、生後間も無く作られます。 ですから、この時点では単純な形をしています。 そして、家族など親しい人と接する為に、狭義の性格が作られます。 そうして、少しずつ複雑になっていきます。 生きていく上で必要だからこそ、見につけた性格です。 前回のトラウマの作られ方でも書きましたが、人は人生の最後の方で完成がなされます。 したがって、まだまだ性格形成の途中なのですから、今この瞬間において、自分の全てを判断できないとしても、全く差し支えはないと思います。 人は、変わるのが当然の存在なのですから^^

by. しゅうこ

しゅうこさん、肝心な①が自分で解りません。 他は自分で解るんだけどな~?

by. kokoro